Workation(ワーケーション)とは?

Workationとは?

ワーケーション(Workation)とは、「労働(ワーク)」と、「休暇(バケーション)」を組み合わせた造語で、会社を離れた観光地などに滞在し、非日常的な場所で休暇を過ごしながら働く事を指します。 「ワーケーション」という言葉そのものは、2000年ごろにアメリカで生まれたとされており、 インターネット環境を活用して会社から離れたところで仕事をするという点では、リモートワークやテレワークと同じですが、ワーケーションはただ仕事をする場所が会社から離れているという事だけではなく、 観光地やリゾート地での滞在を楽しみながら働くという点で、テレワークや在宅勤務とは大きく区別されています。
新型コロナウイルス流行への経済復興対策として、環境省が2020年4月30日に成立した補正予算の中にワーケーションを推進する予算を盛り込み、 同年7月に、当時まだ官房長官だった菅現総理が、感染対策を行ったうえで「GO TOキャンペーン」の活用を呼びかけ、新しい働き方として、休暇を楽しみながら遠隔地で働く「ワーケーション」の普及に取り組む考えを示した事から再度注目を集めました。 その頃は、観光地で休暇を過ごしながら働く「ワーケーション」というライフスタイルに対して、日本人として違和感を感じる方も一定数おり、メディアに取上げられる内容も「遊びながら働くなんて中途半端」 「遊びが気になり仕事の質が落ちる」「管理体制が整っていないと、そもそも誰も仕事なんてしない」等、否定的な意見が多かったが、 観光関連業界や地域活性化を目指す地方行政などは、早い時期から働き方改革の一環として「ワーケーション」への対応に取組み、アフターコロナでの「新しい日常」を、官民共に模索している。